期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

ひとりよがりの勘違い客、それに荷担している風俗嬢のひとり

最初に断っておくが、今日は世の男性方を敵にまわすようなことを書こうと思う。

(ご立腹されそうな方はここで読むのを終えて欲しい。)

 

 

 

 

この仕事をしていてつくづく思うのは、なんとひとりよがりの勘違い客が多いのだろうということだ。

AVの見過ぎなのか、「そうすることが女性は喜ぶ、気持ち良いと感じる」と勘違いしているような男性のなんと多いことか。

 

この場を借りてはっきり言わせていただこう。

お尻をたたかれたって気持ち良くないし、なんでも高速だったり乱暴に激しく指入れをされたって痛いだけなのだ。

 

傷がつくのを恐れて「優しくしてね」と優しく言っても「激しくされるのが本当は気持ちいいくせに」と返ってくる。

ああ、これはあかん、と思い、私はひどく落胆する。

 

これがプライベートでお付き合いしている相手ならば、もう少し具体的に「これは気持ち良くないんですよ」ということを伝えられるが、風俗の、あくまでお客様がお金を払っているという立場では、お客様のプライドを傷つけないためにもせいぜい「優しくしてね」というのが精一杯である。

そして、たとえ演技でも盛り上げるために「気持ちいいふり」をしなければならない。もう、これは仕事だから仕方が無いのだ。

そう、勘違いに荷担してしまってる風俗嬢にも責任がある。

 

「自分のテクニックで女の子がこんなに気持ち良くなってる、やっぱり俺ってうまいんだ」という変な自信をつけさせてしまう。

「俺みたいに優しくて上手なお客さんなんて、いないでしょ」と、ドヤ顔で言われることは一度や二度ではない。

そんな勘違い発言を聞かされるたびに、私は心の中で大きくため息をつく。

 

ほんとうのことを言ってあげられたらどんなにいいだろう。

そのほうがこの人の先々のためになるのでは・・・

 

わたしとしては、これは完璧にお仕事であり、接客中に気持ち良くして頂こうなどとは微塵も思っていない。ただ、痛いのは本当に怖いし勘弁して欲しいのだ。