期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

夜中に突然目が覚め、涙が止まらなくなった。
怖い夢をみたわけでもないはずなのに。
真っ暗な部屋の床に座り込み静かに流れ続ける涙を拭いながら、
私は何に対して泣いているのだろう、と思う。


ここに書けば気持ちの整理がいくらかつくかとおもったが、言葉にならない。
こうして、あの人とコミュニケーションとることを避け続ければいつか終わりが来て、あの人がいなかった時間が戻ってくる。なにもなかったことになる。


それは私が本当に望んでいることなの?


本当は、飛んできて欲しかった。
拒絶したくなかった。
拒絶して、辛さから逃げようとしている自分は卑怯だと思う。


今はあの人と、あの人のそばにいる人への怒り、苛立ち、憎しみ。
自分への苛立ち、諦め。


私が拒絶し続けても、あの人は私にずっと声をかけ続けるだろうか。
いつか私の心が柔らかくなる時がくるだろうか。