期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

風俗嬢は意外と儲からない

ごくたまに、お客様から「短時間で楽してがっぽり稼げて、いい商売だよな」と言われる。随分とまあ、心ないことを言うもんだと呆れるが、この発言の中で正解のワードは実はひとつしかない。
それは「短時間で」だ。
極論を言えば、1日1時間だけ働いたとしても、お客様がつけば収入につながる。
しかし「楽」ではないし「がっぽり」も稼げないし「いい商売」でもない。

風俗嬢はひとつき100万円くらいは稼げるものだというイメージをもっている人が意外といるらしいが、とんでもない。
はっきり言わせてもらうが、私がいるホテルヘルスの業界に限って言えば、月収100万円稼ぐのはかなり桁外れなクラスだ。
超高級店のナンバー(ランキング入りしてる嬢)もしくは特殊店(SM店など)で、バック率も良く、オープンからラストまでほぼお客様につきっきりでロングコース+本指名を毎日続けたら、可能性はある、かもしれない。
だいたい、通常店の面接に行き、「月にどれくらい稼ぎたいイメージがありますか?」と聞かれたとして、「うーん、100万は欲しいかな」と言ったら、「あなた、ちょっとそれは桁違いですよ」と諭されるだろう。

たしかに実働時間と収入だけを見れば、一般職より割りがよいかもしれない。しかし、常に様々なリスクと隣り合わせだし、体力も神経も酷使する。いつも稼げる保証もない。「商品」としての自分の魅力と価値が下がればおしまいだ。

さっさと業界を卒業したいと思う嬢は私を含めてたくさんいるはず。しかし、「がっぽり」稼げないので地道にやるしかないのが現実だ。





〜独り言〜
私は目標達成のために頑張っているけれど、生活していくための不安を解消するためにも頑張らなければならない、という状態が続いている。
今のままではだめかもしれない。でもこれ以上働く…?どうやって…?
考えるとため息がでる。
せめて、生活の不安からは卒業したい。
あとどれだけ頑張ればいいのだろう…