期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

3つの気持ち

「あの人」の声と心配そうな顔を思い出して胸が痛んだ。

「あの人」を困らせるようなことや心配させることはしたくない。
だけど今の私は、元気なふりをすることさえしんどい。


今の気持ちは3つ。

1、「あの人」にしっかり抱きしめられてゆっくり眠りたい。会いたい。


2、すべてから離れて遠く静かなところでしばらく静養したい。何もしたくない。
何も考えたくない。


3、余計なことを考える暇もないくらい、自分が壊れる寸前まで仕事に打ち込みたい。自分の心に鞭を打って負の気持ちをすべて流してしまいたい。


2と3は矛盾している。
でもどちらもちょっとずつ、本当の気持ちなんだと思う。

なぜこんなにしんどくなってしまったのだろう。
身体が不調だから?
バイオリズム?

言葉は頭に浮かぶけれど、どれもナイフのように尖っていて、「あの人」のことも私自身も傷つけてしまう気がする。
ただの暴言。暴言を吐いても、誰も幸せな気持ちになれない。
だから、音に、文字にならないまま、ただザラザラとこぼれ落ちていく。

やめればいいのに、私以外の誰かとの仲睦まじい様子を想像してしまう。
やめようやめようと思うほど、頭にこびりついて離れなくなる。
私にはどうすることもできないのだから、見ないふりをするしかない。
そういうことを考える自分をすごく醜く思うし、嫌いだ。


くるしい。
こうして自分の気持ちに向き合うことも苦しい。
せめて明日の朝にはいくらかましになっていてほしい。