期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

大丈夫な時とそうでない時

すごく冷静な時と、心がザワザワ、チクチクして波立つ時がある。

それが日ごとに違ったり、一日の中で突然変化したりする。
自分のことって、わかってるようでやっぱりわからない。


今朝は少しいっぱいいっぱいになってしまった。
きりのいいところでやめればいいのに、
もっともっと…とやめなかった自分がいけない。


私が知らなかった「あの人」の時間になんとか追いつきたくて、知りたくて。
でも、そんな10数年の歳月、もっといえば生まれてからの数十年、こんな短時間で知ろうとするなんて無理な話。
ほんとはそこまでのことを、私自身だって望んでいないはず。

じゃあ何なのか。
たぶん、少なくとも「日々現実的に「あの人」の近くにいる家族」が知っているだけのことに近づきたい思いがあるのかもしれない(全くわかりづらい表現)。

「あの人」と私は、どこにも属さないふたりだけの世界にいる。
それだけでもう、じゅうぶん幸せでこれ以上望むことはないはずじゃないか。
なぜ、そこまで嫉妬してしまうのか。
なぜ、そこまで羨ましく思ってしまうのか。

「家族」が知らない、きっと私しか得ることができない素晴らしい時間と、強い気持ちの繋がりがある、
それでじゅうぶんじゃないか。


仲睦まじい様子に心がチクチクして、一瞬、我を忘れて「私の入る隙間なんて何処にもない」って強く嫉妬した。
当たり前だ。
入る隙間なんて、あるわけない。
もっと言えば、隙間しかもらえないなら、そんな苦しいこと、私はいらない。

隙間なんかじゃなく、ちゃんと広くて居心地が良くて、長い将来まで安心して共に歳をとれる世界がちゃんと用意されてる。

ふたりで作っている。
ふたりで大切に育てている。
ふたりの努力の上で成り立っている大切な世界。
それを忘れちゃいけないんだ。


私は本当に、「あの人」と一緒に歳をとっていくと信じている。
歳をとっても、ずっと一緒にいる。
「あの人」が言ってくれた言葉を、疑いもせず本当に信じている。


こうやって、他人が読んでもわかりづらいだけの文章を心のままに書き綴りながら、また冷静になり、心の波も静かになる。