期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

Roots 甘い香り

先日電車に乗っていて、ふと車内広告に目がとまった。


缶コーヒー「Roots」の連載車内小説「甘い香り」だそうだ。

彼女は泣きながら出ていき
「何で追いかけてこないのよ」
と怒りながら帰ってきた。
Rootsは今日も
甘い香りがした。


思わず苦笑。

これ、申し訳ないが同じ女としてすごくよくわかる。


やったことはないが、

たぶん泣きながら出ていくときに、多少なりとも引き留められたり「俺が悪かった、やり直そう」とか、何かしら相手から反応があることを期待して(?)行動に踏み切るのだろう。


それがまるで何のアクションもないと、

「えっ?私ってその程度(の大切さ)なの?」と、今度は怒りの矛先が変わり、

「追いかけてこないこと」が腹立たしくなり、一言言わずにいられなくて怒りながら帰ってきてしまうのではないだろうか。


目の前で怒りながら出ていかれた男性としては、「呆気にとられて」何も言えなかったり、少し冷静になったほうがよいのでは、とあえて黙って出ていかせる、というかんじか。


私?

私は、相手の気持ちを試すような行動はしたくないけれど、感情的に爆発してしまう前に、日々のコミュニケーションを大切にして、ちゃんと話していきたい。


「あの人」はきっと、私が出て行こうとするそぶりを見せる前に、ぎゅっと強い力で私の腕と心を引き寄せるだろうな。

たとえ何も言葉を出せなくても、すごく強い力で。離さないように、ぎゅっと。