期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

ひっそりと息を止めて

何かに対して「辛い」と感じているときに、「こんなに幸せじゃないか」と言い聞かせて、辛い気持ちに蓋をすることは逆効果なんじゃないかと最近よく思う。

辛いと感じてもいいじゃない。
辛い時は素直に辛い、幸せな時は素直に幸せ、それでいいと思う。






GWとかお盆とか、連休を思うと苦しくなる。

あの人が一日を過ごす場所が会社ではなく、「家」だということ、
そこには私があの人に一緒にいて欲しくない人がいること。
そのことを思うと、苦しくなる。

連休の間だけ、ひっそりとどこか見知らぬ世界に閉じこもって、息を止めてしまいたい。

自分が粉々に

朝から体内で嫌な音をたてるように、
歪みを感じた。
時間が経つごとに、異物に蝕まれていくような不快感、不安。
説明のしようがないこのことを、
ほんとうはあの人に聞いてもらいたかった。
でも、できなかった。

自分が粉々になるような気がした。

私が一番想像したくないことが、頭の中で何度も繰り返される。
このまま、怒り、憎み、
そうしたら嫌いになれるのか。
好きで居続けるのは、辛いことなのか。

理屈なんて、一切聞きたくない。

また今回も、私のSOSは後回しにされた。


号泣したかった。
でもうまく涙がでてこなかった。
結局は、後回しにされ、ひとりで抱えて痛みが引くのをじっと耐えるしかないんだなと思った。

ダメな日

今日もダメな日だった。
ダメな自分だった。


「あの人」に気持ちをぶつけたけど(冷静に話す感じではなかったから、ぶつける、が近い)、当然何一つ解決もされないし、スッキリもしない。
封印して今まで通り振る舞うしかないのか。

5年、10年、20年、もっと先まで、
こんなことを何度も繰り返すのか。
辛い気持ちはいつか麻痺して感じなくなる日が来るのだろうか。


愛する人がいることは幸せだけれど、
同時に抱えなければならない荷はとても重い。
不自由と向き合うということは、そういうことだと思う。


「あの人」が私に向ける言葉が真実ならば、せめて「辛い荷物」を半分背負うくらいの意地を見せて欲しい。

眠れずに

目の奥がチリチリ傷んだまま、眠れずにいる。

「あの人」のことを考える。

毎日朝晩顔を合わせて何の心配もせずに、でも心は誰か他の人を思っている人と日常を共にすることと、

限られた時間を、お互い目一杯楽しんで愛し合いながら、自分のもとには帰ってこない人を生涯愛し続けることと、

どちらが幸せなんだろう。


この、永遠に終わりのない遠距離恋愛のような関係。
マイナス面を見れば辛さしか感じられなくなってしまう。
幸せな時間を噛み締めて、信じて、幸せなんだと言い聞かせていないと、時々不安に押しつぶされそうになる。
突然に、自分が置き去りにされてしまうのではないかと、震えるほど怖くなってしまうのだ。