期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

お行儀の悪いお客様を更生させる

引っ叩きたくなるくらいお行儀の悪いお客様はたくさんいる。
もう、99%そうだと言っていいくらいだ。

私を人間扱いしない客(失礼承知でここからは「様」なしで書く)、
無言で力づくで向かってくる客。

「俺、口(手)じゃイかないんだよねぇ」とドヤ顔で言う客が一番腹が立つ。
じゃあなんでホテヘルに来たんだよって言いたくなる。

こういう客をまとめて、私は心の中で
「お行儀の悪いお客様」と呼んでいる。

◯◯じゃイかない、と宣言されると私はものすごくイラっとするので、「帰る頃にはこいつの態度を180度変えさせてみせる!」と自分のS性に火が付く。

そのとおり、帰る頃にはすっかり態度をあらため、「こんなことになるとは…」とうわ言のようにブツブツにやにやしながら言う客や、とっても「お行儀のよいお客様」に更生されて私に返ってくる客もいる。


大人しそうに見える(らしい)私は、たいていなめてかかられる。
そんな客は一発でわかる。
内心コテンパンに毒づきながら、負けてなるものか、私はこんなんじゃないのよとイライラメラメラする。


私も随分強くなったなと思う。
しおらしく可愛げに、でも予想を裏切るようでなければ自分を守れない。

そう、すべては自分を守るため。
強くなければ、とてもやっていられない。


出張に行けば、自分で最大限に収入を増やすために、初対面のお客様相手に交渉・営業しなきゃならない。
助けに来てくれる人が誰もいない場所で、預かった大金を守り、自分の身を守らなきゃならない。

ものすごく疲労する。

出張の行きは緊張から、帰りは緊張から解放され、いつも吐き気が襲う。


なにをかいてるのか、書きなぐりのようになってしまった。
私はものすごく疲れているし、イライラしたし、自分が粉々になりそうなのをこうして書きながらなんとか堪えている。

強く強く居続けるのは、本当は辛い。