期間限定 ふんわり風俗嬢の内緒話

ひょんなことからまさかの風俗業界に足を踏み入れた、新米風俗嬢の内緒話です。

破裂

自分に喝をいれたくて、
新しいシャツと、普段滅多にはかないタイトスカートを着た。
風俗嬢にはとても見えない。
「なんでこんな仕事を…」ってよく言われる。そう、「こんな仕事」。履歴書にはかけない、底辺の仕事。
「こんな仕事」を来る日も来る日もやっている自分に無性に腹が立ち、源氏名の自分と素の自分を行ったり来たりがうまくいかなくなる。そんな時にかぎって、心の中で何かが破裂してしまう。


溢れてくる涙を押さえる。
「あの人」は何も悪くない。
黙ってただ「うん」と言えない私がいけないんだ。


仕事中は「花粉症が酷くて…」と笑いながら赤い目の言い訳をしよう。