何かが
何かが辛い。
胸をかきむしられるように。
一緒にいたい「あの人」は、私が目を覚ました時に私のそばにはいなくて、
私ではない別の誰かが、「あの人」のそばを独り占めしている。
いつもいつも。
毎日。
その現実を深く見つめると、
私は物事をうまく冷静に考える力を失ってしまう。
自分はいったい、この先…
この先、どうしたらいいのだろう
辛さを感じても、涙を流しても、
それでも「私は愛されてるのだから。
幸せなのだから」と呪文のように、
これから先何年もひとりで呟きながら
生きていくのだろうか。
いつまでたっても、毎日そばにいられる生活を得られぬまま、
どこかやりきれない思いを抱えたままで、
それは本当に私の幸せなのだろうか。