こんなに働いても、これしか稼げないなんて。
でも、ないよりまし。稼がなきゃ。
そう思いながらやってる。
どんどん「あの人」以外の人に身体に触れられるのが苦痛になってくる。
仕事だから、別の自分になりきって演じるけれど、一本終わって素の自分に戻るたびに時々発狂しそうになる。
仕事中、時々私は辛くて痛くて顔を歪めこっそり涙を流す。
私は演じきっているので、お客様はその涙には気づかない。
はやく仕事の記憶を消してしまいたい。
体が痛い。
「あの人」の胸で思い切り泣きたい。
ねぇ、きこえる?
わたし、今日もがんばったよ。
無事だったよ、終わったよ。