一夜明けて
昨日は私の中では大騒動の一日だった。
「あの人」と出会ってから初めて、自分の人生から「あの人」が消えてしまうことを感じ、身体が震えた。
文字通り、なにもできなくなり、じっと身体を横たえるしかできなかった。
涙は出てこなくて、身体が震え、不安で怖くて絶望感でいっぱいだった。
そんなふうになっている自分を、落ち着いた今客観的に思い返すと、自分が今まで知らなかった自分に出会えたような驚きがあり、それだけ本当に全身全霊で「あの人」のことを愛して必要としていることがよくわかった。「あの人」がいない、と思っただけで、心がえぐられるような、体のパーツをどこか突然もぎとられたようで、痛くて痛くてたまらなかった。
今回の一件は、私の方のメールトラブルが原因だったことがわかり、しかも送信されていなかったメール数通が時間を大幅においてパラパラと届いたようで、私がその場で伝えたかったことが後から無修正で届くという恥ずかしい事態になってしまったが、
聞きたかったことは「あの人」らしく丁寧に私にわかるように説明してくれた。
だからモヤモヤもなくなったし、「あの人」の気持ちもより深く知ることができたのは良かったと思う。
今日は、安心してゆったりと過ごそうと思う。